教室に入るのが怖い。 私は、足を震わせて教室に入るタイミングを見計らった。教室に入るとこれまで騒いでいた女子が急に静かになった。机の中に教科書など入れようとするとなにかなか教科書が入らない。机の中をのぞくとそこには紙くずや死ねなど書いてある紙がたくさん入っていた。今日は大切なテストの日。 私は、友達と話すより、勉強のほうがすき。
テストが始まって1時間目を終える。ほかの時間も同じように。
テストがすべて終わるとみんなざわつく。
私が部活にいくと、違うクラスの美倉れいなと言う子と、いとこでひとつ年下の真城ユウという人たちが私を支えてくれる。唯一この部活が楽しい場とも言える。
私達が入っている部活は、吹奏楽部。その中でも私が担当している楽器は、アルトサックス。れいなは、きおらかで純粋のイメージそのままフルート。ユウはトランペット。
まず、基礎練習をたくさんして、終わった後は、3人でおしゃべりタイムか、曲練習。