そして、私は
奏がいる三年三組にむかった。
「あの…。すみません。真城奏はいますか?」
「ん、奏?奏ならすぐそこにいるよ!でもなんで奏に?あ、もしかして告るの?」
「あ、いえ。奏とは、従兄弟なんです。」
「え、そうなの?変なこと言ってごめんね。よんでくるよ!でもね、奏はモテるよ〜。」
そ、そうなんだ…。
「あ、俺の名前は花園 空海。よろしく!
奏、呼んでくるよ!」
奏、ごめんね。
「りまちゃん呼んできたよ!じゃあ、俺はこのへんで。」
「りま、考えてくれた?」
「う…うん。 奏ごめん!私にとって奏は優しいお兄ちゃんって見てたから、正直戸惑ってるけど、私は陽斗が好きなの!
だから、ごめんなさい!」
「そっか…、ごめんな。でも俺は諦めないから!陽斗を頼むな。」
「うん。」そう言って私は、教室に戻った。