俺は、小さな声で、憎むように言った。
「そうか、香林そこまで莉真のことが憎かったのか。」香林はどこだ⁉どこにいる‼
教室にのぞくと香林がいた。
「あー♥はるとぉ〜♥きゃっ♥」
「おい!香林、話したいことがある。」俺はいつもより声のトーンを低くした。「えー♥なにぃ?♥」
“バンッ”俺が音を大きくだすと、香林は驚いていた。
「お前が莉真をいじめてるのは知ってるんだぞ‼」
「えー♥なんのことぉー?♥私がやるわけな…。」まだ言うのか、香林。
“ガンッ”
「ふざけんのもほどほどにしろよ‼お前がやってることは、一番最低なことか、わかってんのか⁉」すると、香林は、表情を変えた。
「あーあ、もうおしまいか、けっこー楽しかったんだけどなー。ふっ、なによ、あの女が邪魔だったからやったのよ‼あなたのためなんだからね‼感謝してよね。クスッ」俺はすぐ、香林を睨みつけた。
「なっ、なによ‼」
「もう、別れよう。俺たちは、あわないんだ。お互いに…。約束を破ったのも香林。お前は、ちがうやつを選ぶんだぞ。」すると、香林は泣きながら待ってと言った。しかし、俺は、振り向かず香林の前から去って行った。

「な…によ。はるとのばか!っ…。どうしてよ…。なんで私、こんなこと…しちゃたの…。っー・・・。さよなら私の大好きな人。」もう元の仲にはもどれないのね…。