最近、学校で友達に大丈夫かとよく問われる。
そんなに隈が酷いのか。
あるいは顔色が悪いのか。
電話は深夜にかかってくる。その時間帯は成長期な僕にとったらちゃんと寝なくてはならない大切な時間なのだが、それを削ってでも彼女と話したい。声が聞きたいと思う気持ちの方が強くー…
最終的にいつもその時間帯は起きてしまっている。
つまり、最近は睡眠不足なわけだ。
学校には支障を出さないようにしていたのに。
もし友達に僕が体験している摩訶不思議な出来事を話したら信じるのだろうか。
いや、それはない。万が一、信じたとしても「だから、どうしたの?」と言いそうだ。
普通の人からしたら、自分の過去。好きな人から電話がかかってくるなど幸せだと感じるに違いない。確かに僕も幸せだ。
だけど、僕の場合はそれだけじゃない。
過去にあまりにも大きすぎる罪を犯してしまった僕は…。
例え自分からかけてなくとも、この電話に出る資格はあるのだろうか。
そればかり考えてしまう。
あの日。
電話が初めてかかってきたあの日から考えている無限ループなこの考え。
いくら探したって答えは出ないのにぐるぐると探している。
僕に君を愛す資格はあるのかな。
君に想ってもらえる資格なんてあるのかな。
僕にはわからないよ。