「1人暮らし?」




と、ソファに座りながら、ポテチを食べていた
私、塔矢日和(トウヤヒヨリ)は
嬉しそうに私を見る姉、磨耶(マヤ)を見る。




「そう!1人暮らし!」


「なんで?」




ポテチを食べる手は止めずに、
お姉ちゃんに聞き返せえば、
はあ、と呆れたようにため息をついて




「私、ハワイに1か月出張なの。
で、私の可愛い愛犬ランを1人置いてけないじゃない!」


「こっちに連れて来れば良いじゃん。」


「・・・面倒なのね。」


「うん。」




基本、面倒くさがりで出来ている私は、
こーいうのには乗り気じゃない。


なのに、




「いーじゃないの、1人暮らし♪」


「・・・!?お母さん!?」