そう言って彼は





別に正義のヒーローになんてなるつもりもない。

なりたいと俺が願ったとしても、なれるはずもない



俺はいつも、悪者だった。



いらない存在、邪魔な存在だと

何度も消えてやると言った、何度も消えようとした


でも、消えれなかったのは―――ユノの存在感があったから

たとえ、アイツが――だとしても


それでも。
それでも俺はアイツのために生きよう。

アイツを守ろう。



たとえ、悪者になったとしても。
たとえ、邪魔な存在だとしても。


ああ、ほんと。

「……っ、花音(カノン)!」

「萩(ハギ)!」


この世界は、残酷で、


「おい、お前…止まれ」

「……なんだよ、さっきからうるせぇな」

「これ、お前がやったのか?」

「…だったら?」


「お前、仲間になれ」



飽きないな、未練たらしく居座っちまいそうだ