3人でワイワイ騒いでいると、担任が入って来た。
「座れー。オリエンテーション合宿の班決めするぞー。」
「なー、雷斗。たつ。自由やったら3人で組もなー?」
「おう。当たり前だろ?」
「でも、女子はどうするのぉ?」
正直言って独特の話し方でゆるくウェーブのかかった茶色の髪、切れ長の瞳に長身でスタイル抜群の章哉。
色白で他の人よりも低い身長。真っ黒な綺麗な髪に女の子みたいな垂れ目に可愛らしい話し方の辰紀。
2人とも他の男子より断然モテる。だから女子は、、、。
「ねー、渋村君!一緒の班になろー?」
「私もなりたいっ!」
「私は白井君となりたいっ!」
「私も!」
「うちとなって下さい!」
2人は揃って俺の方を見る。
「勝手に決めろよ。」
「そんなん言われたってなー、、、たつどーする?」
「うーん、、、。どーしよぉ。」
この2人はいつも自分でろくに考えずに俺に助けを求めて来る。
「分かった。どーにかすりゃいいんだろ?じゃあ、さっき言ってきたグループの奴らであみだくじして決めたらいいじゃねーか。」
「さっすが雷斗やな♪」
「そぉしよー!」
そしてあみだくじで決まった班はと言うと、、、

