ほんとは飛び跳ねたいぐらい
嬉しかった
中学になっても同じクラスに
なれるなんて
一緒にいられるなんて…
「お前は何組?」
「えっ…あ…あたしも3組だわ…」
「はぁ!?またお前と
同じクラスかよ」
「うっわー、ひっどー
ていうかもう時間じゃね!?」
昇降口の時計をみると
時計の針は、7時55分をさしていた
「やっば、
8時には出欠確認じゃん
梨乃っ早く行くぞっ」
クラスを探すのに時間がかかって
さっきまで一年生でいっぱいだった
昇降口には、
あたし達しかいなかった
「ちょっとまってよっ!!」
そういいながら
ほどけた上履きの靴ひもを
結んだ
「早くしねぇと先行くかんなっ」
そういいながらも
止まって待ってくれてるじゃん

