いつもの街を歩いていると、

不思議な世界の扉が開く時がある。

それは突然に現れて、

私に手招きをする。

誘われるままに入ると、

もやがかかったような場所だった。

先が見えないその場所で、

私はもがき続ける。


光が射す場所へ、

導かれて歩き出す。

早くおいでと手招きする誰かを追いかけて、

私は歩き出す。