それから2,30分たった頃。

ーピンポーン…

『?誰だろ』

誰かが来た。
いじっていたスマホを置き、ベッドから起き上がる。
そして玄関まで来た。

『はぁい…?!』

「ぃ、いやぁ~・・・ど、どうも…」

『あ、どうも…』

玄関のドアの向こうには、出雲が居た。
しかもかなり焦っている様子。

えーと、さっき別れた人…だよね(笑)

『なしたの?』

「あ、あのな?家………ここっぽいねん…」

『…………(^ω^)?』

「だから…家…此処やねん…」

なんか確定してr…

『…わかった。取り合えず上がりなよ。』

「おぅ…すまんな…」

『地図は?』

「コレ…」

そうしてくしゃっとした紙を渡してきた。

広げて見てみると…

黄色の家を右に曲がって、真っ直ぐ行けばあると書かれていて、その下には地図と私の家の簡単な特徴だ。

茶色と白のツートンの家…
つか写真これそのまま家じゃん…

『…コノイエダネ』

「…ウン」

取り合えずアールグレイの紅茶を出して、椅子に腰掛ける。

『紅茶飲める?』

「あっ、おおきに。紅茶大好きやで」