それからしばらく。

「地図だとこっちの方…」

『私ん家もこっちの方だよw明日から一緒に学校行ったりとかしてねww』

「あるかもなwww」

私の家は、さっきのカラオケから2駅隣の町。
そこからさらに10分くらい歩いたところにある。

出雲と家が近いといいな~

『そろそろ私の家だよ…あっほらあそこ!あの白と茶色のツートンの家!』

「?!…き、綺麗な家やな…」

『いやいやwそこまでビックリせんでもw』

一瞬、目が真ん丸に見開かれた…(笑)

『じゃあ私帰るけど…まだ家見つかんないの?』

「うん…俺、もうちょいぐるぐるしてみるわ」

『わかった!!じゃあねー』

「おう!またな!」

そう言い、家に入った。

よし、これから荷物置いて着替えてゴロゴロして…

実行しよ。

ートタタタタタ…

靴を脱いで階段を上がり、廊下を進んだところにある私の部屋へ行く。

ードスッ!!

『はぁ~…肩がラクになった…』

そして制服を脱ぎ、ルームウェアに着替える。

今着てるのはこの前買ったばっかりで、全体的に緩くて、けど女の子らしい色使いで可愛いもの。

上はワンピースっぽいけど、下はショーパンなんだ!