「じゃあ、行こう。美味しいとこあるんだ」 ラーメンを食べている間、綾はずっと笑顔を見せてくれていた。 そしてよく喋っていた。 「ここのオススメってなぁに?」 「お店の雰囲気がなんか可愛いね」 「凄い量!! すこし取ってくれる?」 親しみやすい口調で話してくれている。 綾のラーメンを自分の器に移すことくらいで嬉しくなっていた自分がおかしかった。 小学生の時でも女相手にこんな些細なことで嬉しかったことはないだろうよ、俺。