助手席に上野が乗った。 今まで気がつかなかったが、かなり短めのスカートをはいていた。 顔もまぁ、それなりに可愛いほうになるのかな?綾には劣るけどなぁ――ぼんやりとそんなことを考えた。 上野が俺の顔を覗き込む。 「どこに行く?」 「そうだなぁ……」 行き先なんて考えていないし、どこも思いつかなかった。 ここは都会ではないから、遊びに行くといっても思いつかない。 毎日のように宇都宮まで行っているから、休みの日まで同じ道を走りたくはない。 那須に行ってもなぁ……。