「ん………え?」
ダブルベッドの上
首に違和感を感じ目を開けるとすぐ目の前に愛しい彼女の姿があった。
彼女は、仰向けで寝ている俺に馬乗りになって、両手で俺の首を絞めようとしている。
「え…なにしてんの?」
「……」
「ねえ、な…え?なにこれ、まさかそういうプレイ?」
「……」
「……」
彼女の目を見ながら問い掛けてみるけど、彼女は無表情のまま何も答えない。
ただ、ただ俺の首に彼女の細く長い綺麗な指が、小さな手のひらが、あてがわれている。
「、」
再び声を出そうとした、その時。
「…死んで」
「え?」

