「ねぇ、麻理」

いきなり、麻弥が耳もとでささやいて来た。

「なに?」

「あのさ...この2人には秘密言っても良いんじゃない?」

ウチも良いとは思うんだけど...

「でも、心配とか迷惑かけるのは...」

「そっか。そうだね...」


そして最後にウチら4人の約束ごとをした。

1つは、登下校は毎日一緒に。

もう1つは、絶対に隠し事はなし。

ってこと。

このとき、ウチは思った。

風人と風也には言おうと...明日にでも...