「最後にもう1つプレゼント」 粗方料理も食べ終えたころ、聖司が小さな箱を取り出した 「左手出して」 「え?」 言われるままに手を出すとその手を取られて 「エンゲージリングとマリッジリング。渡してなかったと思って。二つセットでもつけられるデザインにした」 「……きれい」 「夕都さんが奈々さんに送ったのを加工しなおしてもらった」 「お父さんがお母さんに送ったもの?」 びっくり過ぎる