「ただいま」 帰ってきた 「お帰り」 玄関に続く扉をあけた 扉を開けると甘い匂いが漂っていた 「お疲れ様」 「先に休んで良かったのに。ま、明日は土曜日だしいいか」 「だって」 少し拗ねた愛美の顔 「今年はゴーヤはなしだよな」 「ゴーヤ食べたかった?」 「そんなわけあるか」