天使の歌声


買い物を終えてドラッグストアから
20分歩いた所に1軒のアパートが見えてきた。

アパートの階段を上がって
2階の1番端の部屋へ向かった。

ドアの前には『三国』と表札があった。

ここが…翔太の家…。

今さらだけどドキドキしてきた。


ピンポーン…

インターホンを鳴らしても応答は無かった。

「寝てるな。」

そう言うと要は制服のポケットから
鍵を取り出しドアを開けた。

「翔太、入るぞ。」

本人の了承も得ず要は
勝手に家の中に入っていった。

「あの…勝手に入っていいんですか?」

「いつもの事だからいいよ。
それより君も入ったら?」

(いつもこんな感じなのか…。)

天音はおずおずとしながら家の中に入った。