天使の歌声


バイトなら仕方ないけど
少し勿体無いと思った。

翔太が作曲した曲で
翔太が自ら演奏したら
どんなに凄い曲が出来上がるか…。

「あーっ!!」

いきなり翔太が叫びだして
思わずジュースを溢しそうになった。

「なっ何!?」

「あ、ごめん…。ちょっと躓いちゃって。」

「躓く?」

紙を見ると音符が沢山書いてあった。

だが半分くらいまで書かれてて後は真っ白だ。

「どうしてもここのメロディーが
思いつかない。」

「ちょっと見せて。」

翔太から紙を取り上げた。

「天音楽譜読めるの?」

「ピアノやっていたから読めるわ。」

音符を目で追うと頭の中に曲が流れた。