「夢…か。」
目を開けると部屋の天井が目に映った。
彼…翔太に出会ってから
あの夢ばかり見る。
今回の夢はあの人と会話をしていた。
顔は見えなかったが
声はやっぱり聞いたことがある。
あなたは…誰?
コンコンッ
ドアからノックが聞こえた。
「はい。」
「あらっ天音様。
今日はお目覚めが早いですね。」
「おはよう。ちょっと目が覚めちゃって…」
「そうですか。
では朝食が用意出来ましたら
お呼びいたします。」
「わかった。」
メイドが出ていった後
一通りの身仕度を済ませ
カーテンを開いて窓を開けた。