天使の歌声


ホテルの外へ出て自分が居た
部屋の下へ向かって足元に目をやった。

しかし、辺りを探しても
なかなか見つからない。

「もしかしたら敷地の外へ
飛んでいったのかな…。」


あまり遠くへ飛んでいってないといいな…。

そう願いながら敷地の外へ出た。


「あっ…。」

ハンカチはすぐに見つかった…

木の枝に引っ掛かっていたのだ。


「うーん…。」

見つかったのは良いけど
どうやって取ろう…。

花畑の木なら誰もいないから
すぐ登れるけどここは街の中。

人が行き交う中、しかもドレス姿で
登るのはちょっと…いや、かなり危ない。

もし、私の事を知っている人に
見られたら大事だ。