「衣装選びはまた後にして 今は少し休まれますか?」 「そうだね。じゃあ少し休むね。」 メイド達は夕食前に 起こしに来ると言い部屋を出た。 部屋着に着替えた私はベッドに 思いっきりダイブした。 「ふぅ~…。」 柔らかい羽毛布団が天音の全身を包む。 目を閉じるとまた彼の曲が頭の中を流れる。 「あの人の音楽は……まるで魔法だ。」 だって…あの曲を聴いてから 私は彼の音楽の虜になっている。 彼の音楽、もっと聴きたいな…。 彼を思い浮かべながら 天音は深い眠りについた。