天使の歌声


(聞き間違いじゃないよね…?)

翔太の顔をじっと見つめていると
俯いているけど微かに
見える頬と首筋が
赤く染まっているのが見えた。

その様子を見て私はさっきの言葉が
嘘ではないとわかったと同時に
急に恥ずかしくなり翔太と同じように俯いた。

(私…絶対顔赤くなっている…。)

「おーい、あんた達。
何お互い恥ずかしがってんだよ。」

「「なっ…!?」」

しのぶさんの言葉に一緒に
反応した私と翔太は俯いた顔を上げた。

赤くなったお互いの顔が
今度ははっきり見えて余計に恥ずかしくなる。

「可愛い反応だな―。いいもんが見れた。」

「し…しのぶさんっ!!」

「ほら、鏡。翔太を虜にした
自分の姿見てみな。」

しのぶさんから鏡を渡され
ようやく私は自分の姿を見る事が出来た。