天使の歌声


「えっと…どうかな…?」

「あ…と…。その…。」

翔太は目を泳がせた。

要さんは可愛いって言ってくれたけど…

翔太がこの反応だから
あれはお世辞だったのかな…。

「翔太、あまりにも天音ちゃんが
可愛くなっているからって吃り過ぎ。」

「おいおい翔太~。
可愛いの一言も言えないのかよ。
ま、この反応が見たかったんだけどな。」

「…………っ。」

翔太は俯いてしまった。


せっかくメイクをしてもらった
しのぶさんには悪いけど…

「やっぱり…似合わないのかな?」

「そっ、そんな事はない!!」

「えっ?」

「だから…その…。
あ、あんまりにも可愛いくなっていたから…
それで…ビックリしただけで…。」

「えっ!?」

翔太…。今、可愛いって言ってくれた…?