天使の歌声


「いいんですか?しのぶさんの制服…。」

私はしのぶさんに聞いた。

「いいよ、あたしもう着ないし。」

「着ない?」

「さすがに卒業して2年経つのに
制服着たらコスプレになるだろ?」

「しのぶさん高校生じゃないんですか!?」

「そうだぞ?」

私…てっきり翔太達と同い年かと…。

そういえば…翔太、しのぶさんの事
しの姉って呼んでいたっけ…。

「それに、あたしは遠くにある学校に
通ってたからその制服を来ていても
その学校の奴らには会わないから大丈夫だ。」

それでしのぶさんの制服を…。

「じゃあメイクというのは…。」

「あたし、美容師なんだ。
まだ見習いだけど。」

「美容師!?」

「プロ程じゃないけど、
あんたを少しは変える事は出来るよ。
ほら、時間が無いから早く着替えな。
メイクはそれから。要、着替えられる教室へ
案内しな。」

「じゃあ天音ちゃん、こっちへ来て。」

私は要さんに促されて裏門から
敷地内へ入った。