天使の歌声


そして当日。

私は学校が終わった後、
翔太に言われた通りに裏門へ来た。

裏門は立ち入り禁止になっていて
人は誰も居なかった。

(なるほど…。立ち入り禁止なら
人が居ないから制服姿でも騒がれないね。)


そんな事を思っていると
校舎から裏門へ向かって来る
2つの姿が見えた。

「あっ!天音ー!!」

「天音ちゃん、こんにちは。」

翔太と要さんだった。

「こんにちは。」

一通り挨拶を終えると
私は要さんが持っている紙袋に目をやった。

「それ、何ですか?」

「これ…?制服だよ。」

そう言うと要さんは
紙袋の中身を見せてくれた。

中には確かに女子の制服が入っていた。

でも翔太達の学校の制服じゃない。