天使の歌声


「ごめんね…ごめん。」

お姉さんが…泣いている。

「本当に…いなくなっちゃうんだね…。」

「約束…守れなくてごめんね。」

「お姉さんの子どもにも…会えないの…?」

お姉さんは腕の力を抜いて私の顔を撫でた。

「天音ちゃんが…歌い続けていれば…
きっといつか…絶対会えるわ。」

「本当に…?」

「うん。だから…歌う事を止めないで。」

「………うん、分かった。」

「私は…絶対あなたの歌を忘れない。
これからも…いなくなっても…。」

「お姉さん…?」

「天音ちゃん。歌って…お願い。」