そのときのあたしは彼氏もいて、周りからみたらとてもお似合いだったと友達が言う。
あたし自信もこのときは幸せ絶頂だと感じていた。
そんなとき・・・彼氏に放課後呼び出された。
そしてあたしはなんの疑いもなく、放課後人気がなくなった中庭へ向かったのだ。
『別れよ、』
それは唐突に発せられた言葉で、もうわけがわからなかった。
あたしはただ呆然としながら、目の前にいる彼氏に、・・・・・・いや彼氏だった人の顔を見ているしかなかった。
彼は切なげに告げる。
『ごめん・・・他に好きな人ができた』
やっとあたしは事を理解したらしく、悲しみと驚きという感情が込み上がってきた。
