「あっそうだった!奈友梨、逃げるよ!」 今思い出したかのようにそう言い、立ち上がって私の手首をつかむ。 「あ、そうだぁそこのいかついお兄さん達!次、奈友梨に手ぇつけたら許さないからね!!覚えといてねっ」 いかついお兄さん達にパチッ☆とウインクして、私達は去った。 まあ、その後に今も許してないけどねっなんてボソッと呟いていたのを私は聞いた。