「奈友梨のベッド超ふかふか~」
奈友梨のベッドに横たわって奈友梨のスペースを確保する。
「ポンポンとかしてるけどさ、それ私のベッド」
ブツブツ言いながらも素直に僕の横に横たわる。
あれ、やけに素直。
素直なのは嬉しいけど、同時にムッとしてしまう。
「そんな簡単に一緒のベッドにあがっちゃダメだよ。僕だって襲っちゃうかもよ」
てっきり言い返してくるかと思ってたけど、無言。
「……奈友梨?」
奈友梨の顔を覗いてみると、
うわぁ、この子寝ちゃってるよ。
そんなに眠かったのか。
僕は奈友梨を引き寄せてほっぺにチュッと口づける。
「次は、本気だからね」
さ、僕も寝よ~。
✩終わり✩


