可愛さ全開!!!girl⇄boy




涼君は私の前まで来てくれる。



「ばか、迷子になってんじゃねぇよ」



こつん、と涼君の拳を握った手が優しくあたしの頭を小突く。



「探してくれてたの!?」



「悪いかよ」

照れ隠しなのか、なんなのか、涼君はふいっとそっぽを向く。


あは、なんか可愛い。


「ううん、見つけてくれてありがとう」



なんか、嬉しすぎて涙が出ちゃう。



「もう迷子になんかなるんじゃねぇぞ。心配するから」


溢れる気持ちが抑えきれない。


どうしよう



どうしようこの気持ち




伝えたくてたまらない