「う〜んと…いちご畑はどこだ?」
すぐに見つかると思ったのに、なかなか見つからない。
探していると、涼君が「ここ」と指を差す。
「あ、ここだ!今いるところがここだから〜、あっちの方に行けばいいのかな?」
と、左側を指差す。
「いや、地図反対。こう見るから右方面に行かなきゃ」
あ、あたし地図反対に見ていたんだ。
なんか、恥ずかしいなあ。
「よしっ、行き先もわかったし急ごう!1番はあたしたちが取るんだからね!」
負けられないんだから!
負けず嫌いなあたしに涼君は「はいはい」と相槌をうった。
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