「別に優祐には関係ないでしょ」
なんでも後から気づく、私の悪い癖。
なんでこんなこと言ったんだろう。そんなこと思ってないのに。
しかも関係ありまくりだし!張本人、張本人だから!
やってしまった。
もう、優祐の顔が見れない。
「明後日、クリスマスの約束は、続行?」
そう聞きながら優祐は手首を掴んでる手をゆっくり話す。
クリスマスの約束か…。
「……うん」
いまさら断れないし。
約束は約束だし。
「…………」
「…………」
「…………」
お互い、下を向いたまま。
「……帰る」
日誌を持ち直す。
「……僕も奈友梨についてく!」
いや、着いてくって…
「いいよ。優祐はりりちゃん待ってるでしょ?私1人で帰るから」
それだけ言って教室から出た。
なんか優祐の声が聞こえた気がしたけど、気のせいかなあ?
教室を出たら壁におっかかってるりりちゃんが居てつい目が合う。
「あ、先輩」
なんだかりりちゃんにまで気まずそうにされる。
…しょうがないか。
「……じゃあね、りりちゃん」
なんて言って踵を返す。
校門を出ながら気づく。
頬に何か温かいのが伝う。
……涙?
なんで、涙なんかが出てくるんだろう。


