優祐はSHRが始まる直前に教室にやって来た。
で、それから着々と授業が進み
来なくていいのにと思っていたお昼の時間がやってきてしまった。
「奈友梨〜、お昼食べ行こっ」
ひょこっと私の視界に入って来た優祐。
手にはお弁当の入ってるバッグ。
本当は、優祐の顔を見ることさえ辛い。
優祐を、想う度に好きがぐぁぁって溢れてくる。
だから、来ないで欲しかった。いや、でも話しかけてもらえて嬉しいって思っている自分もいる。
もう、自分がわからなくなっていくよ。
でもなんで、二人は付き合い始めたのに私を誘うんだ?
お付き合いしている同士二人だけで仲良く食べればいいのに。
どうせ二人だけだと私一人になっちゃうとか思ってんでしょ。
そんな気遣いいらないし。
「私リア充と一緒に弁当囲みたくないから」
「奈友梨…」
優祐は何か言おうとしていたけど聞ける余裕なんてない。
自分の弁当箱を持って優祐の隣を横切って教室を出た。


