可愛さ全開!!!girl⇄boy




「優祐に、りりちゃん」



私の乾いた声が廊下に響く。


なんで、こんな気持ちになるの。


なんで、ここに居たくないなんて思ってるの。



なんで、こんなに嫌な予感がするの。



「せーんぱいっ」



笑顔のりりちゃんが優祐の手を引いてこっちに来る。



そりゃあ、その笑顔は天使のようだけど。

いや、天使は知らないけど。知ってたら怖いし。



私の大好きな笑顔なのになんで今は見たくないって思ってるの。



「先輩、私たちね…」



みたくない、ききたくない。


私の危険信号が鳴る。



りりちゃんは優祐をちらっと見上げて



「付き合うことになりましたあ」








ねぇ、優祐はりりちゃんのことが好きだったの?