「奈友梨はさ、なんでこんなに優祐への気持ちを今はっきりしたいって思うの?」
紗英は不思議そうな顔で机についてる椅子に持たれて聞いてくる。
「え?なんでってー……そういわれると、わかんないなあ」
なんでだろう…ほんとわかんない。
「まあいいや、鈍感な奈友梨のことだもんね」
え、ちょっとまって
ちょいとまて。
「私が鈍感!?」
なわけないでしょ!
「奈友梨鈍感さんだよ?」
そんな真面目な顔で言わないでよ!説得力ありそうな面しないでよ!
「まあ、それはおいといて」
なんて紗英は話を戻そうとする。
私はおいときたくないけどね!
「優祐があげてたことって全部当てはまったんだよね?」
「そうだけど〜でも、色んな意味で当てはまるの!」
だから好きとかわかんないの!
「じゃあ、答えはひとつじゃん」
…は?なにをおっしゃってるんでしょうか。紗英さんよ。
「てかそういうの置いといてさ、 好きな子って言われて優祐を思い描いたんでしょ?」
「うん」
「やっぱり答えはひとつじゃん」
「…は?」


