可愛さ全開!!!girl⇄boy







それから、優祐たちの部屋に4人集まる。




「ごめん、みんな!心配かけて!」



ほんとにね!



あらためて紗英に謝られました。



「飲み物買いに行ったらお婆ちゃんがいてね、重そうに着替えの道具持ってたの!」


ふーん?

じゃあ、



「そのお婆ちゃんの荷物持って温泉まで届けてあげて、そのあと見事迷ったってことね」



「そうなのー!さすが奈友梨!お見通された!」



だって、紗英っぽいじゃん。




「でもぉ、ちゃんと見つかってよかったあ!」


「うん!ちゃんと戻ってこれてよかったよお!」



ホント、本当にそれ。



「にしてもそこの二人はカップルかあ!」



優祐は目をキラキラさせながら言う。



「いいなあー」



え、いいなあってなによ、優祐。



「僕も両想いになりたいなあー」



え、え?


ちらっと私を見てくる優祐だけど、それ以前に、え?



「優祐って好きな人いたの?」



「うん!いるよお!」



その愛らしい笑顔と言葉がぐさっと心に刺さった。



聞かなきゃよかった、こんなこと。