可愛さ全開!!!girl⇄boy




温泉の中に入って、紗英のいる湯船に浸かる。



「あ、やっと来たー!遅いよ奈友梨〜」



先に浸かってた紗英が頬を膨らませながらこっちへ来る。



「いやー、ごめんね!」



「いいよいいよ!一人の温泉も堪能できたしっ」



そりゃあよかったね。



「ねーねー奈友梨ー」



「ん?」



「奈友梨って好きな人いないのー?」




………ぶぶーーーっ



吹くかと思った。真面目に。
真剣な顔でそんなこと聞くんだもん。


「い、いないよ〜」



どうしたの急に。



「えー?そおなの?優祐とかないのー?」



え、なんで優祐?


「ないないない!だって幼なじみだもん!」