「だって……あたしよりモテるんだもん!気に入らないのよ!女装に負けるなんて!」
はぁ。
理由それかい!
「女装に負けるってどういうこと…?」
あれ、なんか優祐可愛いオーラなくない?
むしろ黒い!まさか、怒ってる!?いや、怒ってますね。これは。
「女装だとか女装じゃないとか関係ないじゃん。可愛いか、可愛くないかでしょ?」
「そうだけど…でも!なんで先輩の方がモテるのよ!」
…なんでりりちゃんがそんなにモテたいか分からん。
あれかな?今まで学校で一番モテてたプライドっていうか意地?
モテる子の心情は分からないわ。
「なんでって……そりゃ僕が可愛いからでしょぉ?」
あの、優祐、なんでそんなに自信満々なのよ。
いや、可愛いけど。
「でも!あたしだって可愛いもん!認めたくないけど…なんであたしよりも可愛いんですか!」
あ、りりちゃん本当は優祐のこと可愛いって思ってたんだ。
まぁ、誰から見ても可愛いもんね。
「それはね、多分、僕が男だからだよ」
「「はあ?」」
あ、りりちゃんと声が重なった。
いや、誰でもはぁ?ってなるわ、こりゃ。


