旅館の人から部屋の鍵を貰い、いざ、その部屋の前。




「二部屋なんだね〜!」


なんて言って若干飛び跳ねてる紗英が。


ここにもテンション上がってる子おったよ。


「じゃ、私たちこっちの部屋にするわ」


左の方を指差して言ってみる。



「え!僕奈友梨とじゃないの!?」


「え!なに言ってんの!?」


なわけないじゃん!あり得るか普通!



「え〜奈友梨と一緒がよかったぁ」



ぷぅっと頬を膨らませる優祐。可愛いけど、今は効かん!



「はいはい、じゃ、後でね!」



そそくさと紗英を連れて左の部屋、225号室に入った。