まず、気になるところがひとつ。
どっちにモテてるの!?
男?女?
まさかのどっちも!?
「僕のこと本当に女の子だと思ってる人が結構いるらしいんだよねー」
「え、そうなの!?」
学校全体が知ってると思ってたよ。
全生徒公認ってやつ?
「でねー、昨日も付き合ってくださいとか言われたんだよね〜」
この内容から相手は男だよね?
「あ、言ってきたの男だよ!」
優祐はエスパーかよ!
脱いだ靴を下駄箱に入れて紺の靴紐のうちばきを取り出し履く。
「あ、もちろん断ったよ!あいにく僕は付き合うなら女の子と付き合いたい派だからね〜」
まあ、そこはぜひ女の子と付き合ってください。
「……僕は、奈友梨と付き合いたいな〜」
教室に向かう廊下、優祐がそんな事を言うから胸が飛び出るかと思った。
「冗談下手すぎ」
ほんと心臓にわるいなぁ。
「本当なのに〜」
なんて優祐は頬をぷくっと膨らませた。


