空を見上げていたら横からどんっと押される。



「うわっ!」



転びそうになったのをなんとか持ち堪えた。




「おはよー奈友梨!」


優祐だ。



相変わらず満面の笑み。



「おはよー優祐……じゃないよ!びっくりしたじゃん!」




ホント転びそうになったんだから!


「びっくりしてくれたの!?まじ!?うれしいなぁ」




「こっちは嬉しくないんだけど」