「まぁ、お母さん。震えないで下さい。今、紅茶用意しますんで。」

そう言って、玄関に行き、お母さんが逃げない様に鍵を閉めた。

そして、台所へ行き、紅茶を2人分作った。
そして、睡眠薬をたっぷり入れた。
勿論、お母さんの分にだけね。

「はい。出来ましたよ。冷めない内に飲んで下さい。」

「あ、ありがとうございます。」
若干震え気味で、紅茶を飲んだ。

そして、お母さんの目がとろ〜んとしていく。
効いてきた。効いてきた。

そして、お母さんは、バタリとその場へ倒れ込んだ。

そのうちに、私はテーブルにテーブルクロスを敷き、ナイフを用意して、お母さんをテーブルの上へ乗せ、暴れないように、お母さんの手首を縛り、そして、身体も縛った。

これで、準備万端!!

後は、お母さんの目が覚めたら……

「ん…。」

あ、覚めた。意外と早かったなぁー。
なんて、思ってるとお母さんの目が見開いた。

「は、放して下さい!警察呼びますよ!娘は。娘を何処に連れてったの⁉」

お母さんは怒鳴っていた。
「娘がいるなんてウソ。私は貴方が食べたかったから、此処に連れてきたの。おとなしく、私の食材となりお腹を満たしなさい!」

私のお腹は我慢の限界だった。
早く食べたい。早く食べたい。

「い……っいや!」

「暴れても無駄ですよ?もぅ、私は限界です。」