そうしている内に、私の家についた。

「さぁ、着きましたよ?」

お母さんは、何処か心配そう。
無理もないでしょう。
だって、見た目お化けでも出るんじゃないかってくらい不気味なんだから。

「さ、入って下さい。」

「え……あ、はい。」

なんか怯えてる?これからが地獄だよ?

怯えつつも入ってきた、お母さん。
辺りをキョロキョロ見渡してる。
娘さん、探してるんだね?
いないよ、貴方の娘さんなんて。

「あ、あの…む、娘は……?」

「え?娘?そんな子、この家に居ませんよ?」

多分、私今の顔ニヤケテルなー。
だって、お母さん震えてるもん。