女の子は玄関まで、走って行った。

え?と思い、女の子が座ってたソファーを見た。

すると、昨日食べた、お母さんの血がついていた。

まずい。ばれてしまう。

「お…おい!どうゆうことだよ!!なんで、ここに血があるんだよ⁉」

男は、怒鳴った。
まずい…!

女の子は、玄関の扉をダンダンと叩いている。

どうしよう。どうやって誤魔化そう…
考えた。私は考えた。

折角の食材が水の泡になってしまう。
絶対に逃がせない。

「落ち着いて下さい!」
「落ち着けるかよ!!この血はなんなんだよ!!説明しろ!!」
「この血は私の血なんです!昨日、手首を切りました!」
「手首を切っただと?お前、その割には手首に包帯とかしてないんだな。」

ますます、まずい!!!

「おぃ!帰るぞっ!こんなところに居れるかよ!」

男は歩き出した。

私の食材が…。