私は真衣、北高に通っている高校2年生。いつも通りバスに乗って高校に向かう。 教室に行きボケッとしているともうHRの時間だ。「ガラガラ」教室のドアが開く、そこには、先生と一人の男の子がいた。(おはよう今日は転校生がいるぞ。) ( 高野 晃です。群馬から転校してきました!よろしくお願いします。 (では高野、そこすわれ。) (…はい) 先生から指示された席、そこは私の隣だった。 見た目はふつうにカッコ良くて、頭も良さそうな、すごくクールな男の子だった。そこで話しかけてみよう!と思った私は晃に話しかけてみた。 * (ねぇ高野晃君だよねえ?私は浦田真衣。よろしくねえ) (うん。よろしく) (ドキッ) 晃が笑った瞬間、私は目を奪われた。いわゆる一目惚れってやつをしてしまったらしい。 そして私はさらに晃に話しかけた。 (ねぇケータイ持つてる?) (うん。) (じゃあメアド教えて!) (いいけど赤外線にしてえ) (うん)…「ピロロロ」。 (ありがとう!メールするね!!) (うん。) (この町でなにか分からないこととか、困ったことがあったら聞いてね?話しにのるから!!) (おう、ありがとう!) とてもふつうな会話だけど、嬉しかった。ドキドキしながらも、話せただけで嬉しかった。人はこんなにドキドキするのかと、疑問に思うくらいドキドキした。 彼を見ていると、1日1日はあっと言う間に過ぎていき、もう夏休み。夏休みに私の親友「夢」と「彩」。と「秀」と「有間」って言う晃の親友と登別に温泉に行く約束をしていた。毎日毎日計画をねり、そして、マリンパークとクマ牧場と時代村に行くことになった。いよいよ明日だと思うと楽しみであまり寝付けなかった。そして…