「おはょ」いつも同じ言葉を友達に言っている。だけど今日は違った。

いつもは言わない人にしてみたかったから。その人はクラスでは地味な存在だった。名前は佐藤翔。

そして「翔くん。おはよ」「三重野さんおはよ」これで会話が終わってしまった。

まぁ、いいや。と思いながら自分の席についた。

私はクラスでは明るいタイプで話しかけやすいそうだ。

だからクラスの大体とは話しをしたつもりだったが、まだ翔くんが残っていた。

翔くんはいつもそっけない。だからだんだん気になっている存在だ。


それを知る人はいない。だからこそ隠しておかないといけなかった。