不器用な彼と、嘘つきな私。

昨日迎えに来るとは行ってたけど、こんなに早いと思ってなかった私は慌てて立ち上がった。

「え、ちょっと待って、急すぎる。
部屋汚いし、あぁ、もう…どうしよ」

私は目が完全に覚めてしまい、急いで部屋の掃除をした。掃除というより、放り投げてある服や小物をクローゼットに突っ込んだだけなんだけど。

正臣の家から私の家までは約十五分。
とりあえずお風呂に入らないと汗がやばい。髪の毛乾かす時間はあるかな。

「正、なんでこんな早いの。
あいつも早起き得意じゃないのに」

焦りと怒りを感じながら、私はお風呂場に向かった。