不器用な彼と、嘘つきな私。

いやいや、でも、あの正と?
暴力的で攻撃的で、気分屋な正と?

……あり得る、のかな。

でも、正って本当は優しいし。私達にですら攻撃的になることもあるけど、でもちゃんと優しさを知ってる…と思う。

じゃないと、仲良くなってないよ。

そんな言い訳にもならない言い訳をして、少し思い返して恥ずかしくなった。

なに、馬鹿なことを考えてるんだろ。
どうせ正のことだから暇潰し程度にしか考えてない。一人で舞い上がってるなんて恥ずかしい。

そして、私は布団にも入らずに床に寝転がるといつの間にか眠りについてしまっていた。