「はい」

「オレ」



「うん」





“ガチャ”


私達は顔を見るなり抱き合った。


「ただいま。心」




「お帰り。・・・」

「どーした?心。泣いてんの?」


そう言って私の顔を覗き込もうとする雅に強く抱きついた。









オレの名前を何度も呼んで抱きついたまま、心は話し始めた。